禁煙治療による現状把握をしておく

しかし、禁煙したくてもなかなかできない、今まで何度も禁煙にトライしてきたけれども成功しなかったという人はたくさんいるに違いありません。
実は、禁煙が難しいのはタバコに含まれるニコチンのせいだからなのです。

タバコに含まれる有害物質

タバコにはさまざまな有害物質が含まれていますが、その中でも三大有害物質として「タール」「一酸化炭素」そして「ニコチン」が挙げられます。

タールは主にがんを引き起こす物質として知られています。
一酸化炭素は血液中のヘモグロビンの働きを阻害することで体内の活性を衰えさせます。
そしてニコチンはその毒性も高いことながら、依存性が強いのが特徴で、その力は麻薬にも匹敵するほどです。

さらに禁断症状も麻薬に勝るとも劣らないことから、いったんニコチン依存症になってしまうとなかなかやめることができなくなってしまうのです。

タバコがやめられないのは意志が弱いからだとか、その気がないからだとか言われることも多いのですが、実はこの依存性が原因なのです。
依存症は病気です。
病気は本人の意志の強さだけで治せるものではありませんよね。
したがって、きちんとした処置と治療が必要といえます。

禁煙治療でトータルに治療

ただ、タバコがやめられないのはニコチン依存だけではなく心因性が理由であるケースもあります。
その場合にはトータルで対応しなければなりません。
心因性が原因の場合は特に対応が難しく、禁煙外来での投薬治療が効果的でしょう。

投薬は脳に働きかけて中毒症状をなくすことで禁煙に結びつける方法が主な処置となります。
心因性については医師とのカウンセリングによってまず問題を解消してから禁煙処置を行うこととなります。
禁煙外来は本当に禁煙したい人にとっては大きな味方となってくれることでしょう。

禁煙治療は健康保険なども適用されますから、経済的負担が少なくなります。

禁煙補助薬は主に2つの方法があり、ひとつはニコチンパッチの使用、もうひとつはニコチンフリーの飲み薬の服用です。
治療は12週間、計5回を掛けて行なうのが基本で、80パーセント近くの人が治療の中で4週間以上の禁煙に成功しているという実績があります。

そして、治療を中断せずに最後まで受けた人のほうが嫌煙継続率が高くなるというデータがあります。
タバコをやめたいと考えている人なら、ぜひ禁煙治療を受けることをおススメします。